コリンエステラーゼ(CHE)で何がわかる?---肝機能障害の検査項目
肝機能に関する検査項目でコリンエステラーゼ(CHE)がある。
この検査項目単独で、何かの病気・疾患を判断できるわけではないので、人間ドックの検査項目に入っていない場合もある。
コリンエステラーゼは、肝臓でのみ作られる酵素で、血液中に放出されている。
個人差が極めて大きいが、同一人物では値は安定している。
この値が低値の場合、肝機能に何らかの異常があり、コリンエステラーゼを作る能力が衰えていると考えられる。
高値の場合、栄養過多により多く作られている可能性があり、脂肪肝が考えられる。
例外的に、コリンエステラーゼのみ低値または高値となることがあるが、前者は遺伝性CHE欠損症、後者はCHE変異による本態性家族性高CHE血症の可能性がある。
いずれも症状がなく治療の必要がないと報告されている。
コリンエステラーゼの異常値で考えられる病気は、劇症肝炎・肝硬変・脂肪肝・糖尿病などがある。
血糖値や脂質も同時に異常値である場合、糖尿病の可能性もある。
脂質代謝機能の検査項目などと合わせて、総合的に診断をする必要がある。
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