再びγ-GTPの治療で通院。肝臓専門医は役に立つか?
会社の人事からγ-GTPの治療で通院するように言われた。
今回選んだ病院の肝臓専門医は、前回診てもらった「外科医」より役に立つのだろうか?
有給休暇を取って、調べておいた病院に行った。
「会社命令」なので堂々と休める。
会社の健康診断の結果を見せた。
今度の医者もγ-GTPの説明を始めて、酒をやめるように言った。
内心「またか」と落胆した。
肝臓専門医であっても同じことしか言えないのだろうか?
自分は酒も飲まないし、以前20Kg体重を落としたと言った。
それでもγ-GTPは正常値に戻らなかったのだ。
「xxクリニックのxx先生に体質だと言われました」
肝臓専門医は反論されたことに、少し驚いたようなムッとしたような顔をした。
「あっ、そう?じゃあ、血液検査をさせてもらうけど、項目を追加しておこう。すこし支払いが多くなるけど」
採血をされたが、すぐに結果はでないので、また来院しないといけない。
特殊な血液項目だと、臨床検査センターとかでないと分析装置がないらしい。
まあ。専門医なのだからこれくらいやってもらわないと自分も納得できない。
今回の「肝臓専門医」は役に立ってくれるだろうか?
数日後、検査結果を聞きに病院に行った。
今回も半日のみだが、有給休暇にしてもらった。
γ-GTPは相変わらず高いままだった。
追加検査としては、
LAP、コリンエステラーゼ(CHe)、LDH
それと、抗核抗体、抗ミトコンドリア抗体という聞いたこともない検査をされていた。
そのうちLAPとコリンエステラーゼがほんの少しだけ異常値だった。
γ-GTPが高いので、胆汁系の検査であるLAPとコリンエステラーゼが高いのは予想通りらしい。
抗核抗体は、何がなんだかわからないが、これが異常値だと自己免疫性肝炎の可能性があるらしい。
B型C型肝炎とは違う肝炎らしいが、これは異常と正常の境界値ぴったりだった。
健常者でも陽性(+)になることがあるので、時間をあけてもう一度検査することになった。
数か月前に鼻炎になり薬を飲んでいたので、その影響が残っているだけだろうと言われた。
「自己免疫」と言われるとHIVを連想してしまうので、ちょっと心配だ。
抗ミトコンドリア抗体も陰性(-)で問題ないとのことだった。
これが陽性(+)だと、原発性胆汁性肝硬変の可能性があるとのことで、「原発性胆汁性」の意味がわからなかったが、肝硬変でないことは確からしい。
使う言葉は難しいが、項目ごとに説明してくれたので、とりあえず緊急の治療は必要ないことがわかった。
「外科医」のやっていた注射とかは何だったのだろうか?(保険点数稼ぎ?)
今回は専門医らしい細かい説明を受けられたのが良かった。
忙しいのか、すごく早口なのがマイナスポイントだ。
毎度のことながら、再びダイエットをして再検査ということになった。
また、ウォーキングを再開しなければならない。
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